逝きし世の面影 から

第3次アーミテージ・ナイ報告で有名な米ハーバード大のジョセフ・ナイ氏(国務次官補、国家情報会議議長、国防次官補などの要職を民主党政権下で歴任)が日本の病的な右翼化の現状を憂い、その本質部分を的確に捉えて心から心配しています。

『強さでは無く、弱さ(自信のなさ)の表れ』  

外見上は超強気に見える石原慎太郎や安倍晋三に代表される日本の右翼ナショナリズムを、この『逝きし世の面影』ブログの見解と同じで強さの反対、逆の『弱さの表れ』(自信のなさ)であると指摘しているのです。
今日本で起きている右傾化とは、1930年代のように身の程知らずな『過剰な自信』から侵略主義が極度に強まった軍部と結びついたナショナリズム(右傾化)とは似ていない。正反対の性質がある。
日本では20年以上にわたり低成長が続いた結果、今のナショナリズムは『日本人が自信を失った』ことが原因なのだとナイ氏は主張するが、これは『20年続くデフレ経済での社会全体の劣化が右傾化の原因である』との、このブログ主張と全く同じ分析です。
彼らの『嫌韓嫌中。南京大虐殺は嘘、従軍慰安婦は娼婦』(日本は悪くない)の意味は、表向きは昔の軍国主義の賞賛に見えるが、欧米のネオナチのような栄光の『昔に戻りたい』(昔は良かった)の意味では決して無いのですよ。

『病的に肥大したエリート意識と、癒されない劣等感のコラボ』

日本の右傾化の際立った特徴とは優越感と劣等感の混合物であることでしょう。
今の日本が『つらい時代を迎えている』『日本が不当に扱われている』など、恨みつらみや被害者意識などの負の感情から出発している後ろ向き、内向きな発想なので『一見』同じに見える右傾化でも、かっての自信過剰で外向きの軍国主義とは『逆向きの動き』です。
危険な右翼ナショナリズム(国家主義)ではなくて、語呂は似ているがまったく内容が違うナルシシズム(自己愛)程度である。
基本的に仮想空間(ネット世界)だけに蔓延る可哀想なネットウヨの子供たちと同じ発想です。
『日本や自分たちが不当に扱われている』『今まで、日教組の教師や大人に騙されていた』と怒り狂う、落ちこぼれ三流大学出の負け組の既存社会に対する不平不満と同じであり、両者は『頭の中身』に違いがない。 
表面的には『国家主義』に見える安倍晋三や石原慎太郎のナルシシズム(擬似ナショナリズム)の政治的意味とは度外れた優越感や自信過剰ではなく、逆の『自信の無さ』癒されない極度の劣等感(コンプレックス)が原因している。
どんな分野でもトップに立つものの優越感は世界共通の現象で一つの例外もない。トップ(リーダー)なら必ず優越感を持っているし、持っていいないと他のメンバー全員が非常に困るのです。
日本の右傾化現象では安倍晋三や石原慎太郎、橋下徹などトップの極度の劣等感の存在が特異なのです。
基本的に何時まで経っても大人になれない(大人になりたくない)右翼小児病なのですから、残念ながら到底何かの政治運動と呼べるレベルには達していない。
肥大したエリート意識(主観)とは違いすぎる厳しい現実(客観)との乖離による『情緒不安』から発生した現実逃避である。
病的に肥大した選民(エリート)意識と対になった、禍々しい劣等感の不気味なコラボレーションは、政治で語る話ではなくて神経症などの『精神科』が受け持つ範疇であろう。
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